神戸の地名の語源となった『生田神社』|関西ハイキング(神戸市中央区)
生田神社(いくたじんじゃ)
伊勢神宮内宮にお祀りされる天照大神の和塊と伝えられ
稚(いとけな)くみずみずしい日の女神様❗️
物を生み育て万物の成長をご加護する神様です❣️
神社の由来と伝説
日本の第14代天皇の皇后である神功皇后が
201年に三韓外征の帰途、今の神戸港にて船が進まなくなったので
神占を行ったところ、稚日女尊(わかひるめのみこと)が現れ
「私は活田長峡国に居りたい」と申されたので
豪族・海上五十狭茅(うながみのいさち)を神主として祀ったのが始まり❗️
神酒を醸す宮
新羅の客人が来朝するたびに邪気をはらうため
毎年神酒を醸造し神酒を振舞っていました❗️
客人の罪汚れをはらい心身共に清々しくさせ
心を和ませるといった朝貢(ちょうこう)外交以上に
平和外交上重要な役目を担っていたようです❣️
神戸(こうべ)の地名は生田神社から
朝廷より、806年にお供えする家、世話をする家、守る家である「神戸(かんべ)」44戸を頂いたとの記録があり、この「かんべ」が「こんべ」となり現在の「こうべ」となったと伝わっています❗️
生田の森
平安時代の『枕草子』をはじめ様々な書物に記されている
特に、源平合戦の戦場になったことは有名で
1184年には平知盛を大将とする平家軍が生田の森に陣を構え
一の谷から生田の森へかけての一帯が戦場となるなど
歴史的に由緒のある森です❗️
生田の池
三代和歌集の一つである拾遺和歌集(しゅういわかしゅう)をはじめ、順徳院百首(じゅんとくいんおんひゃくしゅ)、夫木和歌抄(ふぼくわかしょう)などに詠歌が載せられるなど、古来より名だたる名勝として知られた池です❗️
生田の折れ鳥居と礎石
折れ鳥居は、江戸時代初期に生田神社の表参道に建てられましたが
1853年の大地震で支柱を残して崩壊してしまいました
その後は「生田の折鳥居」と名付けられ
交通安全に御利益ありとして信仰されましたが
今は生田の森に移転され森の中に鎮まっています❗️。
包丁塚
料理に携わる人達の魂のこもった庖丁に感謝すると共に、食文化の向上を願い
皇太子殿下御成婚・第61回神宮式年遷宮の記念事業として
神戸市内の料理食品関係者によって建立された、全国でも珍しい塚です❗️
敦盛の萩(あつもりのはぎ)
一の谷の合戦で熊谷直実に討たれた平敦盛が愛でたとされる萩
敦盛の死後にその遺子がたまたまこの萩の木陰に休み
夢で亡父敦盛に出会ったと言われています❣️
三宮・旧居留地の街角|関西ハイキング(神戸市中央区)
神戸市立博物館
1935年に建造された重厚な西洋古典建築様式の建物
元は旧横浜正金銀行神戸支店の建物でした❗️
戦後は東京銀行神戸支店として使われた鉄筋コンクリート造地上3階地下1階の構造
神戸の歴史がここで学べます❣️
所在地:神戸市中央区京町24
営業時間:10時から17時まで
休館日:月曜日
入館料:無料(神戸の歴史展示)
神戸外国人居留地下水道管
1872年頃に造られた煉瓦造りの下水道跡
近代下水道では「日本最古」とされ、今でも一部が現役で活躍しています❗️
商船三井ビルディング
1922年に旧大阪商船神戸支店のビルとして建造されました❗️
テラコッタの装飾が施されたアメリカリネサンス様式の建物です
所在地:神戸市中央区海岸通5番
旧居留地38番館
1929年にナショナルシティ銀行神戸支店として建造
設計はヴォーリズ建築事務所でアメリカルネッサンス様式の建物となっています
旧居留地の象徴的建物ですね❣️
三宮の地名の由来となった神社❗️
水の神タキツヒメノミコトを祀ります
明治政府初の外交事件「神戸事件」(1868年)はここで起こりました
備前藩の隊列が西国街道を東に向かって行進中、三宮神社の前に差しかかったとき
沖に停泊していた外国軍艦の水兵数人が隊列を横切りました
これに怒った備前藩隊員が水兵を切りつけたことが国際事件です❗️
三宮・旧居留地の街角『こうべ花時計』|関西ハイキング(神戸市中央区)
こうべ花時計
神戸市役所の南に設置された、直径6メートル、秒速の長さ3.1メートルの時計
1957年に始動した「日本最初の花時計」で
文字盤である花壇には色とりどりの花が植えられ、神戸にまつわるモチーフやデザインを表現しています❗️
現在は、来年の干支「うし」のデザインです。
ホボタン(赤)1,800株、ハボタン(白)1,200株の花苗が使用されています。
神戸市庁舎展望ロビー
神戸市街を見渡せるオススメスポット
神戸市役所1号館の24階にあり一般の人々に無料開放
池上約100メートルの高さからの眺めは絶景です❣️
南側では晴れていれば紀伊半島が望め
北側では日没とともに「神戸市紋章」「鐘」「北前船」が浮かび
夜景を楽しむことができます
東遊園地
神戸市役所の南にあり、日本のスポーツ発祥の地と言われています❗️
明治初期に居留地にすむ外国人のための運動場として開かれ
「神戸ルミナリエ」の会場としても知られています
旧居留地とは
三宮と元町の海側に広がる地域
1868年の神戸開港に伴い、外国人の住居や通商の場として造成された街
イギリス人土木技師のJ・W・ハート氏がヨーロッパの近代都市計画技術をもとに設計されました❗️
格子状の126区画に各国の商館が立ち並びました❣️
鮎・アオサギ・カワセミが見られる清流『住吉川』|関西ハイキング(神戸市東灘区)
清流・住吉川
住吉川の大半は上流部の山地で
中流部は扇状地を流れる天井川(てんじょうがわ・川底が周辺の平面地よりも高くなった川)であるため
生活排水の流入がなく、神戸市随一の清らかさを誇る清流です❗️
河川延長3.578km、流域面積11.49k㎡の二級河川
住吉川の流れは急で河床勾配(かしょうこうばい)は
河口(住吉大橋下流付近)から 0.2km付近(島崎橋上流付近)まで
河道の幅は約 25m 程度であり、島崎橋上流の低水路には植生や野生のカモなどの野鳥が見られます❗️
0.2km 付近(島崎橋上流付近)から3.1km付近(西谷川合流部)まで
この区間では住吉川が天井川となっているため
JR 東海道本線は住吉川の川底の下を横断
落差が 70cm 以上のものについては魚道が設置されています❗️
観音橋より上流では河道内に樹木が見られ
蛍が見えることで有名です❣️
住吉川上流域
3.1km 付近(西谷川合流部)から管理区間上流端まで
アユの棲みやすい川づくり
住吉川は、神戸市で随一の水質であることに加え、高水敷の遊歩道等、親水のための河川施設が整備されているものの、河口から新落合橋(2.6km付近)までの河道には78基の落差工があり、生物の生息環境としては問題を抱えていました。
そこで、平成22年に「住吉川・川づくりの会」が、兵庫県神戸土木事務所と特定非営利活動法人「豊かな森川海を育てる会」によって組織され、魚道の考案者である徳島大学の浜野龍夫教授の指導を受けながら、アユの棲みやすい川づくりを目指して、落差70cm以上の落差工に「水辺のこわざ魚道」を設置しています。
魚道の設置工事は平成 23 年から開始され、平成 28 年には落差70cmを超える落差工の全てに魚道が設置されました。
この結果、アユの生息尾数は、魚道設置前の平成 21 年には約 1,000 尾でしたが、平成 29 年には約16,000 尾となり、飛躍的に増加したことが確認されています❣️
ミュージアムロード(アートの世界)|関西ハイキング(神戸市灘区)
兵庫県立美術館から王子公園までを結ぶ
約1.2kmの道『ミュージアムロード』
迫力満点!原寸大のクマの彫刻
高さ3メートル以上の体には、神戸をイメージする秘密が盛りだくさん❗️
体の表面のブロンズは太陽や海の光を
右目は六甲山の緑を
左目は空の青を表現
手の角度にも秘密があり
右手は海の水平線に対する垂直性
左手は六甲山の傾きを表しています❣️
タイトル:Animal 2021-01-B(KOBE Bear)
作者:三沢厚
設置場所:なぎさ公園内(神戸市中央区脇浜海岸通1-4-1)
不思議な魅力が漂う白い水のオブジェ
滴(しずく)が地面に落ちて広がる様子を段階的に3Dモデル化
上下反転させて積み重ねた彫刻作品❗️
水やエネルギーの循環と生命の永続性を象徴し
重力に抗い空に伸びる4つの彫刻は
復興した街を見守る家族のように
互いに寄り添って立っています❣️
タイトル:Ether(family)
作者:名和晃平
設置場所:なぎさ公園内(神戸市中央区脇浜海岸通1-4-1)
輝く太陽を持った少女
タイトル:Sun Sister(なぎさ)
作者:ヤノベケンジ
設置場所:兵庫県立美術館南側敷地 大階段下(神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1)
ピエロに見えるカエル
タイトル:Kobe Frog(美かえる)
作者:フロレンティン・ホフマン
サヤエンドウの形をしたオブジェ
タイトル:PEASE CRACKER
作者:椿昇
風のモニュメント
タイトル:風舞
作者:松永勉