鮎・アオサギ・カワセミが見られる清流『住吉川』|関西ハイキング(神戸市東灘区)
清流・住吉川
住吉川の大半は上流部の山地で
中流部は扇状地を流れる天井川(てんじょうがわ・川底が周辺の平面地よりも高くなった川)であるため
生活排水の流入がなく、神戸市随一の清らかさを誇る清流です❗️
河川延長3.578km、流域面積11.49k㎡の二級河川
住吉川の流れは急で河床勾配(かしょうこうばい)は
河口(住吉大橋下流付近)から 0.2km付近(島崎橋上流付近)まで
河道の幅は約 25m 程度であり、島崎橋上流の低水路には植生や野生のカモなどの野鳥が見られます❗️
0.2km 付近(島崎橋上流付近)から3.1km付近(西谷川合流部)まで
この区間では住吉川が天井川となっているため
JR 東海道本線は住吉川の川底の下を横断
落差が 70cm 以上のものについては魚道が設置されています❗️
観音橋より上流では河道内に樹木が見られ
蛍が見えることで有名です❣️
住吉川上流域
3.1km 付近(西谷川合流部)から管理区間上流端まで
アユの棲みやすい川づくり
住吉川は、神戸市で随一の水質であることに加え、高水敷の遊歩道等、親水のための河川施設が整備されているものの、河口から新落合橋(2.6km付近)までの河道には78基の落差工があり、生物の生息環境としては問題を抱えていました。
そこで、平成22年に「住吉川・川づくりの会」が、兵庫県神戸土木事務所と特定非営利活動法人「豊かな森川海を育てる会」によって組織され、魚道の考案者である徳島大学の浜野龍夫教授の指導を受けながら、アユの棲みやすい川づくりを目指して、落差70cm以上の落差工に「水辺のこわざ魚道」を設置しています。
魚道の設置工事は平成 23 年から開始され、平成 28 年には落差70cmを超える落差工の全てに魚道が設置されました。
この結果、アユの生息尾数は、魚道設置前の平成 21 年には約 1,000 尾でしたが、平成 29 年には約16,000 尾となり、飛躍的に増加したことが確認されています❣️