日本唯一の大工道具の専門博物館『竹中大工道具館』|関西ハイキング(神戸市中央区)
約千点の大工道具のほか
吹き抜け空間に7メートルを超える高さでそびえ立つ
原寸大の唐招提寺金堂の柱と組物
数寄屋の繊細な仕事が見えるスケルトン茶室など
現代の匠たちの手によって最高の職人技を詰め込んだ特別な模型を展示❣️
7つのコーナーに分かれた展示から
大工道具をめぐる世界の広がりと豊かさを感じる
歴史の旅へ
木造建築の発達とともに歩んできた日本の大工道具。先史時代から近代までの道具の歴史を、建築史を背景に、実物・復元資料、迫力ある大型模型、うごく絵巻物、豊富な映像資料とともに、面白く、わかりやすく読み解きます。
道具と手仕事
鑿(のみ)や鉋(かんな)にも、さまざまな大きさや形のものがあります。大工さんは作業に応じてそれらを巧みに使い分けていました。ここでは世界にも稀にみるような多様性と独自性を誇る日本の大工道具の種類やしくみ・使い方を紹介しています。
和の伝統美
日本にはまだ手仕事で究極の美を生み出す技術と感性を持った職人が残っています。茶室の実物大模型をはじめ、精緻極まる組子(←細い木片を釘を使わずに組み合わせ、緻密な幾何学的紋様を生み出す木工の伝統技法のこと)細工、雲母摺り(←浮世絵に施した版画手法のひとつ)かがやく唐紙襖、自然の素材でつくり上げた土壁などを通して、世界に誇る麗しき伝統美の世界を堪能できます。
木を生かす
木はあたかも人のような個性を持っています。その性質を最大限に引き出すべく、匠たちは木のクセを読み、適材適所に使います。手道具に込められた貴重な森の恵みを十分にいかす知恵の数々。美しい木の表情を楽しみながら、木を読む匠の技が手にとってわかります。
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住所:神戸市中央区熊内町7-5-1
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月29日~1月3日)
開館時間 : 〔午前〕9:30~12:00(入館は11:30まで)〔午後〕13:00~16:00(入館は15:30まで)
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