神戸市街に残る緑のオアシス『神戸市立相楽園』|関西ハイキング(神戸市中央区)
神戸市立相楽園(あいらくえん)
元神戸市長・小寺健吉氏の先代小寺泰次郎氏の本邸に営まれた庭園❗️
昭和16年以降、神戸市の所有となり
中国の古書「易経」の一節にある「和悦相楽(わしてよろこびあいたのしむ)」からとって「相楽園」と名付けられました❣️
庭園は池泉回遊式(ちせんかいゆうしき)日本庭園で
流れや滝など深山幽谷(しんざんゆうこく)の景を見ることができます
旧小寺家厩舎(重要文化財)
明治43年頃に建築した厩舎
円型の塔屋、急勾配の屋根や屋根窓、豊富な切妻飾り(きりづまかざり)など、変化に富んだ意匠で飾られています❗️
北側1階には馬車を入れる車庫、2階には厩務員のための宿舎、東側には高い吹き抜けの天井を持つ馬房があります❣️
英国人貿易商のハッサム氏が明治35年頃に神戸北野の異人館に建てて住んでいた
木造2階建て、寄棟造桟瓦葺(よせむねづくりさんかわらぶき)の和洋折衷の建物❗️
昭和38年にこの地に移築されました。
前庭のガス灯2本は、明治7年頃当時としては非常に早い時期に街灯用として建てられたもの❣️
船屋形(重要文化財)
江戸時代に姫路藩主が河川での遊覧に使っていた
「川御座船(かわござぶね)」の屋根部分だけが陸上げされたもの❗️
建造は1682年から1704年の間と推定
木造2階建て、切妻造桧皮葺(きりづまづくりひわだぶき)で
内部は1階2階とも3室に分かれていています
木部は内外とも全てを春慶塗(しゅんけいぬり)と黒漆塗に塗り分け
金箔を施した金具を用いるなど華麗で繊細な造りとなっています
現存する川御座船としては国内で唯一のものです❣️
蘇鉄園
鹿児島から取り寄せた樹齢300年のもの
群植されたソテツは、当時の小野寺邸が「蘇鉄園(そてつえん)」と呼ばれた由縁になっています❗️
大クスノキ
1567年に鬼門の方向に植えられたと伝えられます
虫が付きにくく、長生木の代表格です❣️